取引先葬儀でのマナー

取引関係者が亡くなった時に行われる社葬へ参列する際は、弔電・服装・香典など、気をつけるポイントがたくさんあります。ここでは、そんな「取引先葬儀でのマナー」を紹介しています。
取引関係者が亡くなった時に行われる社葬では、社会人としての様々なマナーを守り、適切に行動することが求められます。
取引先の葬儀に参列する場合には、普段よりもより一層マナーに気を使うべきでしょう。
マナー違反が原因で、今後の関係性にも悪影響を与えてしまう可能性もあります。

取引先葬儀に参列する前にチェックしておきたい、「香典」「弔電」「服装」のマナーについてあらためて紹介していきます。

覚えておくべき「香典」のマナー

社葬で大切なのは、亡くなった方とご遺族の意向に沿う形でお悔やみの気持ちを伝えるということです。日本のお葬式は、宗派によっても異なるマナーが存在しています。
大切なのは「自分のマナー」に沿うことではなく、「相手のマナー」にのっとることです。

また、社を代表して葬儀に参列する際には、会社全体でマナーのすり合わせをしておくことも重要です。
特に注意が必要なのが「香典」ですが、こちらについても、社内で金額を決定し用意すると良いでしょう。悩みがちな表書きは、「○○会社一同」とするのが一般的です。

家族葬の場合は要注意

近年は、様々なスタイルの葬儀が浸透してきています。
故人やご遺族の意向で、「家族葬」を選択するケースも多くあります。
遺族側の負担を軽減し、大切な人たちとゆっくりとお別れのときを過ごすための家族葬では、「弔問・香典・供物などを辞退します」という連絡が来ることも。
遺族の希望に沿うことが大事だと頭ではわかっていても、取引先の相手の場合はどう対応するべきか、悩むことも多いはずです。

しかし、このような連絡をいただいていたにも関わらず、香典を渡そうとしたり無理に弔問しようとしたりすれば、その行動自体がマナー違反になってしまう可能性もありますから注意してください。

取引先の葬儀は、あくまでも「会社の代表」として参列するもの。
家族葬の案内が来た場合でも、まずは会社の方針に従うことが大切です。
上司に必要事項を伝え、会社としての指示を仰ぎましょう。

「弔電」はどうするべきなのか

葬儀や通夜への参列、そして香典に関しても気になる問題ですが、訃報をいただいた時に、まず決定しなければならないのが「弔電」についてです。
会社の方針として弔電を打つことに決まったら、以下の流れで進めていく必要があります。

通夜・葬儀の日取りを確認する
送り先の住所や喪主の名前、差出人名などを漏れなく確認する
確認事項をもとに迅速に弔電対応する

弔電を打つ場合には、迅速に行動しお悔やみの意を示す必要があります。
しかし、スピードばかりを重視すると、肝心なところでミスをしてしまう可能性もあります。

中でも注意が必要なのが、弔電の届け先についてです。
取引先の相手の場合、会社へと届けるのが一般的ですが、状況によっては葬儀場や故人の自宅の場合もあります。
こちらも事前にしっかりと確認し、ミスがないよう手続きを進めていきましょう。

「服装」には細かい気遣いが必要

最後は、気になる「服装」についてのマナーです。
細かいポイントも多いので、一つ一つチェックしながら、マナー違反にならないようにしてください。

お通夜に参列する際の服装マナー

お通夜はもともと、訃報に接して「急いで駆けつける」ために開かれるものです。
このため服装についても、厳格に「喪服」と定められているわけではありません。
仕事で着用しているダーク系スーツ等であれば、それで十分対応が可能だとされています。

しかし、告別式には参列せず、お通夜のみ参列するケースの場合は、お通夜の場が故人との最後のお別れの場となるので、きちんとお悔やみの気持ちを伝えるために、喪服に着替えて参列することをおすすめします。

失敗しがちな服装マナーについて

お通夜や告別式に参列する際の服装や持ち物で、気づかないうちにマナー違反をしてしまうこともあるので注意しましょう。
具体的なNGポイントは以下のとおりです。

色が黒でも、透ける素材や露出が多いデザイン
明るい色のコートや上着(冬場)
派手なデザインの時計やバッグ、靴
色柄物のシャツや靴下

これらのポイントは、ついついやってしまいがちなミスです。
自分では気づかなくても、周囲からは「マナー違反だ」と思われている可能性もありますから、十分に注意してください。

マナーを守って最大限のお悔やみの気持ちを

取引先葬儀に参列することが決まったら、まずは上司に報告しましょう。
その上で、会社としての方針を定め、適切な対応を取っていきます。
マナーについて不安があれば、このときに確認しておくと、取り返しのつかないミスを防げます。

香典・弔電・服装と、気を使うべきところはたくさんあります。
一つずつ確実にこなしていくことが、心を込めて故人を送り出すことにもつながるはずです。
取引先葬儀では、失礼な振る舞いがないようにいつも以上に注意しながら、自分がやるべきことをしっかりとこなし、最大限のお悔やみの気持ちを示すよう取り組んでください。