嫌な仕事の断り方

サラリーマン・フリーランス問わず避けては通れない「嫌な仕事」や「苦手な仕事」「関わりたくない取引先」への対応。ここでは、そんな嫌な仕事を断る時に使える「嫌な仕事の断り方」について紹介しています。
仕事をしていく中で、時には「嫌な仕事」にぶち当たってしまうことがあります。
「やりたくない!」と思う仕事の全てを避けることはできません。
しかし、嫌な仕事ばかりを積み重ねていっても、自身が思い描くキャリアからかけ離れてしまうケースもあります。

嫌な仕事に対して、時には「上手に断る」というスキルも重要となります。
嫌な仕事を断る方法、一度引き受けた仕事を断るコツ、取引先への上手な説明など、知っておきたいポイントを紹介していきます。

嫌な仕事を断りたい時に使える4つのポイント

嫌な仕事が巡ってきたときに「どう断れば良いのか」と悩む方は多いことでしょう。
相手との今後の関係性を考えると、「なるべく角が立たないように」と思うのは当然のことです。
仕事の依頼が来た時点で、「それはできません」と伝えることは、決して悪いことではありません。
相手の気分を害さない言葉で、上手に伝えるように工夫しましょう。

相手が不利益を被ることを説明する

自分が「嫌だな」と感じている仕事に対して、最高のパフォーマンスを示すことは難しいもの。
「やりたい!」と思っている仕事と比較すると、どうしてもクオリティーは落ちてしまいます。
また、苦手分野の仕事であれば、他の人がやるよりも、ずっと多くの時間を費やしてしまう可能性もあります。
こうした点は、仕事を依頼する側にとっても不利益となるので、先方にその旨を上手に伝えます。

「私が引き受けると、かえって御迷惑がかかりますので…」
「最終納期(期限)一杯まで、お時間いただくことになりそうですが…
「ご満足いただける品質を維持することが困難かと…」
「すいませんが、こうした案件に関してはあまり知識がありませんので…
「こちらを優先すると、○○の仕事に影響が出てしまうかもしれません」

これらの言葉を使って「この仕事をするのは、自分ではない方が良い」ということを遠回しに相手に伝え、断りへと導きましょう。

相手を不快にさせない言葉で伝える

仕事を断る時には、相手を不快にさせない言葉を選ぶことも重要です。
次の流れで、自身の状況や断り文句を伝えます。

依頼をしていただいたことへの感謝
引き受けられない理由
わかりやすい断り文句
埋め合わせをしたいという気持ち

依頼してきた側に「今回は断るが、申し訳ない気持ちを十分に感じている」ことが伝われば、相手も不快にはならないはずです。
最終的に断るにしろ、スマートな断り方で伝えるほうが相手も納得しやすいものです。
「誠に申し訳ありませんが…」「今回はすいませんが…」など、ワンクッション言葉を入れて理由や断りを続けて伝えるようにしましょう。

状況によっては「理由」の説明も大切に

場合によっては、断る「理由」についても大まかに説明した方が良い場合もあります。
仕事を断る時の理由としては、最初に挙げた不利益パターン以外にも以下のようなものが挙げられます。

多忙のため(他にも抱えている案件が多いなど)…
受注済みの他の案件に影響が出るので…
体調不良のため…
プライベートな用事のため…

もし、明確な断り理由がある場合には、素直に相手に伝え、継続した関係性を保てるよう気を配りましょう。
また、どうしても引き受けたくなく断った際は、次回依頼された時にはしっかりと対応し、自身の評価を下げないように努めることも重要です。

代替案を伝えてみる

仕事を断ることで相手に不快な思いをさせないためには、「○○ならできる」という代替案を示すのもオススメの方法です。

自分の代わりにその仕事を引き受けられる人を紹介する
その仕事を引き受けられる時期を伝える
自身で対応可能な作業領域を伝える
他にも協力者がいれば対応できることを伝える

「○○さんに頼んでみます」「今は厳しいですが来週なら対応できます」など、これらの代替案を提示することで、依頼する側の気持ちを拒否することは避けられます。
相手が代替案を受け入れてくれた際には、謝辞を伝え、依頼者にできるだけの手助けをしてあげましょう。

取引先が相手でも「仕事を断る」ことはアリ

社内のやりとりならともかく、取引先を相手にして仕事を断るのが苦手だという方も多いのではないでしょうか。
せっかく仕事を依頼してくれたのに、それを断るようなことがあれば、もう二度と仕事をもらえなくなってしまうかもしれない…。
こんな不安を抱えたまま、嫌な仕事でも無理して引き受ける方も少なくありません。

しかし実際には、一度仕事を断ったからという理由で、取引が停止されるケースはほとんどありません。
それよりも多いのは、「頼んだ仕事の出来がひどいものであった」という理由で、取引が停止されるケースです。

嫌な仕事を無理に引き受けてクオリティーの低さを露呈するぐらいなら、最初から仕事を断り、次のチャンスを活かした方が得策かもしれません。
たとえ取引先が相手でも、仕事を断ることは「NG」ではないことを、頭に入れておきましょう。

一度引き受けた仕事を断ることは難しい

一方で、注意が必要なのは、一度引き受けた仕事を断りたいという場面です。
依頼された時点ではわからなかったものの、仕事に取り掛かってみて初めて「この仕事は無理だ」と感じることもあるでしょう。
しかしながら、一度引き受けた仕事を断ることは基本「NG」です。

仕事の受注契約はすでに結ばれており、それを守らないということは、信頼を失うということにもつながってしまいます。
不明な点やどうしても受け入れられない点があれば、その点について取引先に相談してみましょう。
あくまでも「一度引き受けた仕事だからこそ、最後までやり抜く」という姿勢を見せることが大切です。
一つの仕事を終え区切りがついた段階で、今後、同様の仕事は受けないとするのが理想的です。

嫌な仕事は断ることも重要。テクニックを身につけておこう

嫌な仕事、苦手な仕事は、誰にだってあるものです。
しかし、仕事との付き合い方がうまい人は、嫌な仕事を断るためのテクニックを身につけています。
部下や周囲に協力をお願いしたり、時間を調整したり、作業を分担したりと、関係者を不快にさせず、ごく自然に嫌な仕事を避けているはずです。

もちろん、好きな仕事だけをする!というのは無理難題ですが、やりたくない仕事を上手に断れるよう準備しておくことは、毎日の仕事を楽しくする秘訣でもあります。
好きな仕事に集中して取り組むためにも、今スグできる断りスキルを磨いておきましょう。