「できれば怒られたくない」というのが、正直な本音。
そのためにはどんな言い訳を使うべきなのか、またどんな謝り方が有効なのかと、気になるポイントは多々あります。
会社に遅刻してしまったときには、いったいどんな行動をとれば良いのでしょうか。
マナーを守った連絡方法をはじめ、具体的な「言い訳」や「謝り方」についてなど、遅刻をする前に頭に入れておきたい情報を紹介します。
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即連絡するのがマナー
様々な事情で会社に遅刻してしまったとき、少しでも失敗をリカバーするために、マナーに則った正しい行動をすることが大切です。
「まずい!会社に間に合わない!」ということがわかったときには、できるだけ早いタイミングで会社に連絡をしてください。
「怒られるのが嫌だから」という理由で、連絡を後回しにする人がいますが、これはマナー違反。
会社に遅刻をするということは、仕事に穴をあけるということ。
部署や会社全体への影響を最小限に食い止めるためには、当然その穴を、誰かがカバーする必要があります。
できるだけ早いタイミングで「遅れる」ことが分かっていれば、その穴を誰が埋めるのか、どう埋めるのかなど、会社側でも準備できるポイントが多くあります。
遅刻がわかったとき、そして遅刻しそうなときにも、できるだけ早く連絡を入れるよう心がけましょう。
電話連絡が基本
次は、遅刻連絡をする際の「手段」についてです。
遅刻の言い訳や謝罪を直接伝えるのはちょっと…と思う気持ちもわかりますが、遅刻の連絡は「電話」で直接行うのが基本です。
自身の言葉で、相手とコミュニケーションをとりながら情報を伝えてください。
ただし、遅刻の状況によっては、電話が使えないこともあるかもしれません。
そうした場合は、緊急手段としてメールで「遅刻する」ことを伝えます。
件名には「遅刻届」と「名前」等を記載し、そのほかのメールに埋没してしまわないよう注意してください。
伝えるべき内容について
遅刻の連絡をする際に、相手に伝えるべき内容は以下のとおりです。
- 謝罪の言葉
- 遅刻の理由
- 出社できる時刻の目安
どのような理由であれ、遅刻は一緒に働く仲間や上司に迷惑をかける行為です。
まずは、謝罪の言葉を最初に伝えてください。その上で、遅刻の理由を続けます。
このときのコツは、できるだけ簡潔に理由を述べるということです。
「怒られないように」との思いから、アレコレと言い訳をしたくなる気持ちもわかりますが、それよりも大切なことがあるはずです。
端的に理由を伝え、その後の行動に取り掛かってください。
また、遅刻による影響を最小限にするため、「出社できる時刻の目安」を伝えることも忘れないでください。
この時刻を伝えておけば、たとえば取引先から連絡があったときでも、スムーズに対応できるようになります。
もちろん目安はあくまでも目安。
現実には、「まだまだ間に合いそうもない」ということもあるでしょう。
このときにも、できるだけ早く再度の連絡をして、新しい予定を伝えることが大切です。
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遅刻の「理由」をどう説明するか
遅刻の連絡をする際に、もっとも悩みやすいのが「理由」についてです。
どんな「理由」を伝えれば相手を納得させられるのか、悩む方も多いことでしょう。
具体的に使える理由を、いくつか紹介していきます。
- 朝から腹痛に悩まされ…
- 渋滞につかまってしまい…
- 電車が遅れていて…
- 自転車がパンクしてしまい…
- 急に家族の具合が悪くなり、病院に付き添って…
- スマホを電車に忘れてしまって…
- 目覚ましが鳴らなくて…
- ヒールのかかとが取れてしまって…
会社全体の雰囲気にもよりますが、もっとも受け入れられやすい理由が「体調不良」です。
とはいえ出社後も、体調がすぐれない様子をアピールしなければいけません。
電車の遅れや自転車のパンクは、「遅延証明」などの証拠を求められるケースもあります。
素直に説明するのが一番
遅刻をした理由を「ウソ」で乗り切っても、そのウソがバレてしまえばより一層評価を落としてしまいます。
うっかりミスは誰にでもあるもの。
ウソをついてなんとかしようとするよりも、スッキリと事実を伝え、素直に謝罪をした方が良いケースもあります。
特に「寝坊して遅刻をした!」という場合には、上手な言い訳は存在しません。
- 目覚まし時計をかけ忘れてしまい、たった今起きました。
- 飲みすぎてしまい、いつもの時間に起きられませんでした。
素直に状況を伝え、遅刻をしたことを心から反省し、次につなげるのがオススメです。
もちろんこの場合でも「謝罪の言葉」や「到着予定時刻」についての情報は、忘れずに伝えるようにしてください。
まとめ
「遅刻しそう!」という場面では、誰でも慌ててしまうものです。
どう対応するのがベストなのか、迷うこともあるでしょう。
遅刻をしたときにもっとも重要なことは、「できるだけ早く、自身の状況を周囲へと伝える」ということです。
普段なら出社する時刻に、連絡もなしに不在であれば、周囲はきっと心配してしまいます。
遅刻で遅れる際は、まずは謝罪を含めた報告・連絡をするように心がけ、言い訳はほどほどにして、遅刻しないライフスタイルの改善に前向きに取り組んでいきましょう。